伝説の精力剤とは!?

世の中にはまったく効かないものが三つあります。

一つはロハスな健康食品、一つは飲むだけで痩せるというダイエット商品、一つは精力剤。

これらには共通点があって、まともな判断力がある大人なら、まず騙されないのですが、悪意すら感じられる口コミが巷にあふれ、商品がヒットしてしまうということ。

また、それに便乗するかのように「○○で××になろう!」といった、洗脳番組や洗脳記事が大流行することも普遍的なことです。

いかに楽して効果を手に入れたいかという、あさましい性根がかいま見えますね。

伝説の精力剤

しかし、最もあさましいのはユーザーよりも販売している業者です。

これは三大インチキ商品の中で、悩める男性が金に糸目をつけない精力剤に顕著です。

こんなキャッチコピーを目にしたことはありませんか?

「セックスの前に1粒飲んで、ウハウハに。そして、朝起きたらガッチガチ!」

たった今思いついたのですが、精力剤の売り文句は大体こんなようなもので、いくつかポイントがあります。

  1. 即効性があると印象づける。
  2. ギンギン、ガチガチといった擬音的表現がある。
  3. 冷静に考えると危険である。

注目したいのは「冷静に考えると危険」という点です。

ちょっと考えてみましょう。

セックスの前にたった一粒飲んでハイテンションになり、スッキリして寝て起きたらペニスが勃起したままだったというわけですが、まるで非合法な薬物です。

ED治療薬の副作用に勃起が持続されるというものがありますが、それとて二、三時間です。

十時間以上も勃起が続くのであれば持続性勃起症ですから病院に行かなくてはなりません。

被害届が出されたら、販売している業者は家宅捜索を受けることになるでしょう。

これを書いている私は世の男性諸氏がとんでもないことに巻き込まれているのではないかと、心配で心配で夜も眠れません。

しかし、そんな事件は耳にしたことはありません。

何故なら、全く効かないからです。

では、何故、このようなキャッチコピーを真に受けてしまうのか?

これは、スリリングなことに興奮を見いだすことと、実のところ心の奥底ではインチキだと分かっていて騙されたいという、ダメな男にくっついてしまう女性のような心理からくるものでしょう。

男って意外とロマンチストですから。